宮城県・九重本舗玉澤「しおがま」はシンプルで美しい和菓子

【宮城県】

仙台藩主に招かれて開業し300余年の歴史を誇る老舗和菓子店

「九重本舗玉澤」さんは、1675年に初代店主となる玉澤伝蔵さんが仙台藩の第四代藩主である伊達綱村公に招かれたことから始まります。

国分町に「御用御菓子司」として開業し、移転をしながらその味を守り続け、300余年…現在の店主はなんと14代目だそうです!

明治天皇の仙台行幸のおりにはお菓子を献上したこともあるそうです。

その際にお供の東久世通禧公から「九重(ここのえ)」と命名いただいたお菓子は現在も食べることができる、商号にも使われている歴史あるお菓子です。

お菓子といっても食べるというよりは飲み物という印象が強い商品で、小さな粒々の御菓子に白湯やソーダを注いで楽しむお菓子なんです。

味はゆず・ぶどう・ひき茶の3種類。白湯やソーダを注ぐと、小さな粒々が泡のようにきらきらと水中に舞う姿が美しく見惚れてしまいます。

アイスクリームやヨーグルトにかけても綺麗ですし、おいしいですよ。

歴史と伝統あるお店ですが、現代にも通じるお洒落な商品だなあと思いました。

九重本舗玉澤さんの定番和菓子の中で今回ご紹介したいのは『しおがま』。

その名が示す通り、宮城県塩竈市で売り出されたことからこの名前つけられました。

塩竈市といえば、人気アニメ鬼滅の刃の主人公の名前と同じ「竈」の文字が使われていることから、市のホームページのアクセス数が増えたとか。

思わぬところで塩竈市がニュースになり、スイーツ大好きな私の頭に真っ先に浮かんだのは九重本舗玉澤さんの「しおがま」でした。

「しおがま」は伊達家にも納められていた名品!

宮城県塩竈市で売り出されたことからその名がついた『しおがま』。

白く美しいそのお菓子は、落雁に似た押菓子です。

 

この投稿をInstagramで見る

 

安田越後守 秀俊(@echigonokami)がシェアした投稿

国内産の上新餅米を蒸して干したものに紫蘇を散らして仕上げています。

雪のように白い立方体の中に紫蘇の上品な紫色が散らされています。

米どころ宮城県ならではの上質なもち米をお菓子として味わえるお土産にもぴったりな商品。

元は塩竈で干飯に藻塩を加えてお茶請けとしていたものに糖分を加えてお菓子の形態になっていたものだそうです。

このお菓子に紫蘇を裁断して加えたところ、当時の先代藩主からお褒めの言葉をいただいたとか。

そんな歴史に思いをはせながらいただく「しおがま」は、午後のゆったりとした時間のお茶請けにぴったりのお菓子です。

この「しおがま」であんこを包んだ「あん入りしおがま」がまた美味しい!

北海道産の小豆を使用した特製あんこをしおがまで包んだ一品。

しおがまの食感と甘い餡のハーモニーをぜひ一度味わってみてください。

味はしそ・ごま・抹茶の3種類あります。それぞれ、しそはしそ風味のしおがまに餡はこしあん、ごまはごま風味のしおがまに餡はしろあん、抹茶は抹茶風味のしおがまに餡はこしあんとなっています。

九重本舗玉澤「しおがま」の値段は?賞味期限はどのくらい?

九重本舗玉澤さんの『しおがま』について、値段や賞味期などを調べてみました。

  • しおがま 648円(税込)
  • あん入りしおがま 箱詰 2本入[しそ・ごま] 1,620円(税別)
  • あん入りしおがま 箱詰 3本入[しそ・ごま・抹茶] 2,484円(税込)

※あん入りしおがまの味

しそ(しおがま:しそ風味、餡:こしあん)

ごま(しおがま:ごま風味 、 餡:しろあん)

抹茶(しおがま:抹茶風味 、 餡:こしあん)

賞味期限は30日程度となっています。

まとめ:九重本舗玉澤の「しおがま」は通信販売も便利です!

九重本舗玉澤さんの店舗は宮城県仙台市内を中心にあります。

全国の有名百貨店・デパートでもお取り扱いがあるようなので、チェックしてみてください。

公式サイトにはオンラインショップもありますので、通信販売を利用するのもおすすめです。

 

《本社工場 》
仙台市太白区郡山四丁目2番1号

《営業時間》
9:00~17:00

《定休日》
日曜

《直営店》
藤崎店
仙台市青葉区一番町3-2-17 藤崎百貨店本館 地下1階

エスパル店
仙台市青葉区中央1-1-1(JR仙台駅 地下1階)

桂店
仙台市泉区桂1-12-1 グリーンマート桂店 1階

《オフィシャルオンラインショップ》
https://tamazawa.thebase.in/

《オフィシャル》
https://www.tamazawa.jp/

コメント

タイトルとURLをコピーしました