「総本家駿河屋」さんの「煉羊羹」を語る前に…
同じく総本家駿河屋さんが手掛けるプリンがこれ!
総本家 駿河屋のプリンめちゃ好き🍮 pic.twitter.com/S4La5sYwZx
— 中島由貴❄ (@Yuki_Nakashim) June 24, 2020
総本家駿河屋( @honke_surugaya )さんからプリン8個入りが届いたヽ(^0^)ノ
子供の頃ギフトシーズンにコレを食べさせてもらえるのが楽しみだったのを思い出しました(´ー`) pic.twitter.com/mFR3iOwrvf— まさき@自由飲酒党 (@masaki_nkt) March 4, 2020
SNSでも話題ですが、確かにおいしそう…です。
序章
和歌山県に、江戸時代から伝わる伝統的な”銘菓”があります。
日本初の煉り羊羹と言われる、「煉羊羹(ねりようかん)」です。
総本家駿河屋さまの煉羊羹😃
ちょー旨そう😋 pic.twitter.com/Bq2k213WZF— きーん (@kihn2876) April 30, 2020
生み出したのは総本家駿河屋で、創業はなんと室町時代中期!!じつに創業560年の老舗です。
「煉羊羹」は、初代店主から六代店主に至るまで開発が続き、江戸時代になってようやく完成しました。
この記事では、「煉羊羹」の魅力を存分に紹介しています。
最後まで読むと、次のことがわかります。
- 煉羊羹の魅力
- 総本家駿河屋について
- 煉羊羹のラインナップ
直営9店舗に加えて、公式オンラインショップもあります。
この機会に是非、元祖「煉羊羹」を味わってみてください。
日本初のお菓子!「煉羊羹」の魅力とは…
「煉羊羹」の魅力といえば…やはり「伝統」と「匠の技」。
材料が小豆・砂糖・寒天とシンプルなだけに、職人の腕と材料を見る目で仕上がりが決まります。
総本家駿河屋では、江戸時代から受け継がれる職人技で、今も極上の味を生み出しています。
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「煉羊羹」は寒天を溶かし、砂糖と餡を加えて練り上げた羊羹です。
発祥は五代目時代の総本家駿河屋ですが、その構想は初代から描かれていました。
従来は蒸し羊羹が主流で、日持ちしませんでした。
蒸して作るため水分が多く残り、いたみやすかったのです。
「日持ちする羊羹を作る」という構想から130年後、五代目の岡本善右衛門により画期的な製法が考案されます。
寒天の原料である天草(テングサ)を使って、餡を炊きあげるという製法です。
炊くことで水分を飛ばすことに成功し、日本初の「煉羊羹」が完成しました。
その後、技を受け継いだ六代目店主が、当時発見されたばかりの寒天を入れて煉り上げる方法を確立します。
- 小豆・砂糖・寒天を鍋で炊き上げる
- よく煉りながら水分を飛ばす
- 羹舟(かんぶね)という型に流し込む
完成当初からの「手流し製法」にこだわっています。
羊羹の表面に甘味が凝縮したシャリができるのが特徴です。
水分を飛ばした餡が寒天によって固まり、独特の粘りが生まれます。
日持ちだけでなく味も追い求めた結果、たどり着いた製法だと言えますね。
こだわりが詰まった「煉羊羹」は、口当たりはなめらかなのに、こしのある食感。
適度な弾力と吸い付くような独特の粘りが、とても心地よいです。
砂糖をふんだんに使っている割には、くど過ぎずむしろ上品な甘さを感じます。
迷わず日本茶ですね。
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「煉羊羹」は伝統と高級感があり、目上の人への贈り物におすすめです。
日持ちするので嫌がられることもありません。
甘いもの好きなら、きっと喜ばれるでしょう。
総本家駿河屋の歴史【菓子のみに生きて560年】
創業はなんと室町時代、現在の京都伏見の郊外で饅頭屋として開業しました。
初代・岡本善右衛門のポリシーは「菓子のみに生きる」。
当時は珍しかった紅羊羹が、豊臣秀吉に気に入られたことで有名になります。
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創業当初は「鶴屋」という名前でした。
徳川綱吉の娘・鶴姫が紀州徳川家に嫁がれた際に、同じ鶴の字を使うのは恐れ多いということで屋号を返上します。
代わりに徳川家ゆかりの地である駿河(静岡県)にちなんで、駿河屋の屋号を受け賜ります。
徳川家との繋がりが深く、徳川吉宗の祖父・徳川頼宣にたいそう気に入られていました。
紀州徳川家が誕生して以降は、紀州藩主に献上するお菓子は総本家駿河屋が作り続けてきたのです。
300年近くも紀州徳川家にお菓子を献上する中で、職人技が磨かれたのですね。
総本家駿河屋では、白小豆・小倉・栗、の3種類をベースに豊富なラインナップが用意されています。
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《ラインナップ》
・煉(ねり)
白小豆を煉り上げたコシのある食感
・大納言
北海道産の大納言小豆を散らした小倉羊羹
・栗
しっかり煉り上げた羊羹に刻んだ栗がたっぷり
・五代目善右衛門羊羹
昔ながらの手流し製法にこだわった「煉羊羹」
・極上本煉羊羹
極上の小豆を使い丁寧に煉り上げた駿河屋の代表銘菓
・鶴寿木箱入り
1㎏超えの大容量・高級木箱入り
「煉羊羹」の購入はオンラインショップからどうぞ【まとめ】
この記事では、「煉羊羹」の魅力について紹介してきました。
- 「煉羊羹」は小豆・砂糖・寒天を煉り上げた羊羹
- なめらかな口当たり・心地よいコシ・上品な甘さ
- 発祥は五代目総本家駿河屋
- 構想自体は初代のときから
- 駿河屋は創業560年に老舗
総本家駿河屋も現在は23代目。
室町時代→安土桃山時代→江戸時代と受け継がれて完成した銘菓です。
この機会に、極上の羊羹と歴史を味わってみてはいかがですか。
《総本家・駿河屋善右衛門》
《オフィシャル》
https://www.souhonke-surugaya.co.jp/
【税込価格】
- 五代目善右衛門羊羹・煉(白小豆)1,350円
- 五代目善右衛門羊羹・大納言(小倉)1,350円
- 五代目善右衛門羊羹・箱入り2,884円
(煉羊羹1本・大納言1本入り)
- 極上本煉羊羹・煉(白小豆)1,566円
- 極上本煉羊羹・大納言(小倉)1,566円
- 極上本煉羊羹・栗2,106円
- 鶴寿・木箱入り(煉羊羹1本)5,400円
- 鶴寿・木箱入り(大納言1本)5,400円
- 鶴寿・木箱入り(栗羊羹1本)8,640円
- 鶴寿・木箱入り(煉羊羹1本・大納言1本入り)10,800円
など。
※店舗により取り扱う商品が異なります。
【駿河町本舗】
〒640-8034和歌山市駿河町12番地
《TEL》
073-431-3411
《営業時間》
9:00~18:00
《茶寮》
10:00~17:00(L.O16:00)
※駿河町茶寮は季節により営業
《定休日》
無休(臨時休業あり)
【高松店】
〒641-0052和歌山市東高松2-1-20
《TEL・FAX》
073-422-0584
《営業時間》
9:00~18:00
《定休日》
日曜日
【六十谷店】
〒640-8483和歌山市園部1406-3
《TEL》
073-499-6201
《営業時間》
9:00~19:00
《定休日》
無休(臨時休業あり)
【海南店】
〒642-0002海南市日方1167-11
《TEL》
073-488-8835
《営業時間》
9:00~19:00
《定休日》
無休(臨時休業あり)
【岩出店】
〒649-6235岩出市西野25
《TEL》
0736-79-8810
《営業時間》
9:00~19:00
《定休日》
無休(臨時休業あり)
【伏見本舗】
〒612-8083京都市伏見区京町3丁目190
《TEL》
075-611-5141
《営業時間》
9:00~18:00
《定休日》
水曜日
【近鉄和歌山店】
〒640-8342和歌山市友田町5-18
《TEL》073-433-1122(近鉄百貨店代表)
《営業時間》10:00~19:00
《定休日》近鉄百貨店の休業日に準ずる
【本社工場小倉店】
〒649-6261和歌山市小倉25
《TEL》073-488-1187
《営業時間》9:00~18:00
《茶寮》10:00~17:00(L.O16:00)
《定休日》無休(臨時休業あり)
【オークワ本社店】
〒641-0008和歌山市北中島1-156-3
《TEL》
073-488-6086
《営業時間》
10:00~18:00
《定休日》
無休(臨時休業あり)
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