日本全国スイーツ談義【いとお菓子】

東北地方の銘菓”南部せんべい”の老舗と言えば…「南部せんべい乃 巌手屋」です♪

岩手県のソウルフード…それが『南部せんべい』です♪

南部煎餅(なんぶせんべい)は、小麦粉を主原料にしたお煎餅の一種で、青森県や岩手県の一般的なお菓子です。

小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を、丸い型で焼いた、素朴な味わいの薄焼きせんべい的な食べ物です。

冷害に強い小麦、蕎麦、あわ・ひえなどの穀物を食べる、いわゆるコナモン文化のひとつとして発達してきました。

そして東北地方で生まれた南部せんべいは、このような八戸の食文化を代表する食べ物となりました

兜でせんべいを焼き上げて「南部せんべい」が生まれた!

南部せんべいの裏に焼き印(型押し?)されている松のような模様、これはナニ?と気になったことはありませんか?

この模様は「菊水と三階松」と呼ばれるもので、2つの銘家の家紋です。

南北朝時代(室町時代:1340~1390年頃)に八戸地方で食事に困っていた時に、家臣だった赤松氏が自身の兜でせんべいを焼き上げたことに始まります。

赤松家の家紋「三階松」と南朝の忠臣、楠木正成の家紋「菊水」の印を焼きいれることを、時の天皇が許したといわれています。

南部煎餅(なんぶせんべい)は、天皇家御用達のお菓子だったようですね。

種類も豊富な「南部せんべい」

「南部せんべい」って、650年物長い歴史があるんですね。

今では、作られている南部せんべいも、味が数種類にも増えてバラエティ豊かになりました!

白せんべい、ごませんべい、まめせんべいといったオーソドックスな種類に加え、水飴をはさんだあめせんべい、クッキーせんべいやイカせんべいなどがあります。

そうそう!甘いピーナッツ味もありますよ!

ロングセラー!『南部せんべい』と言ったらゴマとピーナッツ

やはり、南部せんべいの代表選手は「胡麻(ゴマ)」「落花生(ピーナッツ)」の2種類でしょう。

一枚のおせんべいの中に、ゴマがたっぷり1,000粒以上の『おばあちゃん[胡麻]』
12枚入

ピーナッツの甘さが香ばしい『おばあちゃん[落花生]』
12枚入

南部せんべいを鍋の具材にした「せんべい汁」

東北地方では、南部せんべい独特の食べ方に「せんべい汁」があります。

鍋に使うのはせんべい汁専用の「かやき」と呼ばれる南部せんべいです。

コチラは、せんべい8枚が入っていて、特製スープ2袋が付いています。

やっぱり巖手屋のせんべい汁』1袋 2~3人前/415円(税込)

『南部せんべい』~まとめ~

当初はせんべい汁程のものだった「南部せんべい」も今では、ごま(胡麻)せんべいやいかせんべいまであり、バラエティーにあふれた郷土のお菓子へと発展しています。

東北地方へ出掛けたら、ぜひご当地グルメとして有名になった「八戸せんべい汁」などにチャレンジしてみたいですね!

(参考)
南部えびせん10枚入/378円(税込)
いかせんべい6枚入/540円(税込)
りんごせんべい6枚入/540円(税込)

巖手屋の南部せんべい
https://iwateya-shop.jp/ic/cat-001

南部せんべい乃巖手屋 本店(二戸市)
岩手県二戸市石切所字前田41-1
営業時間:9:00~18:00
定休日:元旦、日曜日(公式サイトにて要確認)

自助工房「四季の里」(二戸市)
岩手県二戸市石切所字荒瀬49-1
営業時間:11時~15時30分まで
休業日:(公式サイトにて要確認)

南部せんべい乃巖手屋 仙台エスパル店(仙台市)
宮城県仙台市青葉区中央1-1-1
営業時間:9:00~21:00
定休日:1月1日(元日、他施設に準じる)

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