「南部せんべい」とは?
「南部せんべい」とは、青森県八戸地方・秋田県北地方で広く愛されていて、小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を丸い鋳型で焼いた、素朴ながらも味わい深い食べ物です。
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また、縁に「みみ」と呼ばれる薄くてカリッとした部分があるのも特徴のひとつだと言えます。
青森や岩手のスーパーには大体南部せんべいの専用コーナーが設けられていて、店舗によってはひと棚丸々南部せんべいなんてこともあります。
ベースの素材は一緒でも、暑さや焼き加減などが各社微妙に違うため、それぞれショリショリ、バリバリ、もっちりなど多様な食感を感じられますよ。
ぜひお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?
「南部せんべい」の歴史について…
「南部せんべい」は八戸南部氏が藩主家だった旧八戸藩地域に伝承する焼成せんべいです。
なので、明治・大正の頃にはすでに南部せんべいは北海道・東北6県で広く食べられていたと言われています。
前回ご紹介写真より少々新しい写真かと
左側20年位前(?)に移転閉業のレコードクラブさん
小学生の頃
確か通り奥方面に木造建 #シライシパン さん工場店舗があり
朝食によく買いに行きました
私の記憶ですと…
食パンに
好みのジャムやクリームを塗り
パタンと折って貰って
の販売があり
カス pic.twitter.com/p9eIHRDTsK— 白沢せんべい店【公式】 (@sirasawasnbei) October 2, 2021
南部地方の八戸町(現在の青森県八戸市)では明治10年ごろにはせんべい店が140店あり、他の業種(呉服店67戸・米商58戸)を大きく上回っていたことからも、幅広く地域住民に愛されていたことがうかがえますね。
また、当時は麦粉に塩を加えて丸く焼くだけの非常にシンプルなもので、非常食としても使われていました。
「南部せんべい」の種類はどれくらいあるの?
スタンダードな「白せんべい」と呼ばれるものの他にも、ゴマ・クルミ・落花生などを加えて焼いたものもあります。
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さらに近年では、イカ・カボチャ・りんご・ココアなどバリエーションが豊富で、生地もクッキー状のものを使用する場合もあります。
そして、ご当地グルメとして有名になった「八戸せんべい汁」には、煮込んでも煮崩れしにくい専用の「おつゆせんべい」なるものが使われています。
このように、現在ではさまざまな味の南部せんべいが販売されていますので、ぜひみなさんもいろいろな味を試してみてくださいね。
「南部せんべい」の食べ方を伝授いたします♪
「南部せんべい」はそのまま食べるだけでなく、いろいろな食べ方ができるのも魅力のひとつです。
有名な「せんべい汁」の他にも、スタンダードな白せんべいにバターを塗ってトースト風にしたり、2枚のせんべいの間に赤飯やおこわを挟む「こびりっこ」という食べ物もあります。
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ぜひいろいろな食べ方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
《住所》
南部せんべい 巖手屋本店
岩手県二戸市石切所字前田41-1
《アクセス》
安田ICから車で23分
《営業期間》
9:00~17:00
《料金》
南部せんべい6枚入り 356円(税込)
《駐車場》
あり
《オフィシャル》
https://www.iwateya.co.jp/2016/12/05/二戸本店/
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