変わらぬ美味しさ!創業から160余年「柏屋」の「薄皮饅頭」は記憶に残る味

【福島県】

初めて食べたあの日のことを思い出す「柏屋」の「薄皮饅頭」

「柏屋」は嘉永5年(1852年)に誕生し、創業から160余年を迎えた歴史のある和菓子屋さんです。

長い歴史を重ねてきた「柏屋」には、銘菓と呼ばれているお菓子が沢山ありますが、その銘菓の中でも、多くの方がご存じなのが「薄皮饅頭」ではないでしょうか。

このお饅頭の特徴は、黒糖が練り込まれた風味良くコクのある薄い皮に、口どけの良いさらりとした餡子がたっぷりと入っていること。福島県民だけにとどまらず、全国的にもファンが多い、人気の商品です。

私がこの「薄皮饅頭」を初めて食べたのは、まだ小学生の時…「柏屋本店」がある福島県郡山市出身のご近所の方が、帰省の際、お土産に買ってきてくれたことで出会いました。

先日、久々にその味が食べたくなった私は、友達が福島に行くと言うので、買ってきてもらうことにしたのです。

友達に頼んだのは、初めてこのお饅頭を食べた時と同じ、こし餡タイプの「薄皮饅頭」。最後にこのお饅頭を食べたのは、たぶん15年くらい前だったと思います。

その久々に食べた「薄皮饅頭」の味は、15年前に食べた時と同じだったのはもちろん、小学生の時に初めて食べた時とも変わらない美味しいものでした。

この変わらぬ味が続いてくれているのは、「柏屋」さんのお菓子に込められる思いと、たゆまぬ努力の証なんでしょうね。

いつまでもこの変わらない味が続いて行くこと、心より願っています。

日本三大饅頭にも数えられる「柏屋」の「薄皮饅頭」

あなたは「日本三大饅頭」というものがあるのをご存じでしょうか?

「日本三大饅頭」とは、東京「塩瀬総本家」の「志ほせ饅頭」、岡山「大手饅頭伊部屋」の「大手まんぢゅう」、そして福島「柏屋」の「薄皮饅頭」のこと。こう言われるようになったのは、「日本の三大○○」をテーマにした本が出版され、その中のお饅頭部門で、上記の3つが紹介されたからです。

2016年には、「日本三大饅頭」と呼ばれるようになったお饅頭の製造元3社が、福島で「第1回 日本三大饅頭サミット」を開催しました。

同年には「塩瀬総本家」を中心に、第2回目のサミットが東京で開かれ、次いで2017年には、「大手まんぢゅう」がある岡山で第3回目のサミットが開かれました。

日本人には馴染み深い小豆の餡が入ったお饅頭、今では外国の方にもお好きな方が増えた和菓子。

サミットが開催された目的の1つに、もっとお饅頭の美味しさを世界にも広げたいといった願いもあるそうです。

日本の伝統的な和菓子であるお饅頭が、開催されたサミットが願うように、今よりもっと世界に広がって行くといいですよね。

「朝茶会」に出掛ければ福々しいあの笑顔に会えるかも!

「柏屋」には「薄皮饅頭」の他にも有名なイベントがあります。

それは毎月1日に行われる「朝茶会」です。

「朝茶会」は地域の方だけでなく、旅行者なども含め、誰もが参加できるイベント。

イベントの開催時間は、朝6時から8時までです。

会場は「柏屋本店」の2階、8時までに並べば、「朝茶会」に参加出来ます。

会場では、無料で「薄皮饅頭」と季節の和菓子、そしてお茶がふるまわれます。

小さいお子さんの参加も多いため、牛乳やお水も用意してくれています。

また甘い物を食べた後には、しょっぱい物も食べたくなりますよね。

「柏屋」では、そんなあなたのために、しそ梅青梅かつお梅など数種類の梅干しも用意してくれています。

こんな温かい気遣いを感じるイベントには、もう1つの楽しみがあるんです。

それは出会えたら幸せになれそうな、福々しいお顔立ちの5代目「本名善兵衛」氏に会えること。

私が初めて5代目である「本名善兵衛」氏のお顔を拝見したのは、村上龍さんが出演する経済情報番組、「カンブリア宮殿」を見ていた時でした。

その時に私を魅了したのは、観ているだけで幸福感を感じる福々しいお顔。

そして丸みがあり、ゆったりと語り掛ける優しい声でした。

よく性格は顔立ちや声に現れると言いますが、画面からもそれが伝わって来るのですから、是非お会いしてみたいと思いました。

先日の台風19号によって、数多くの被災者が出た福島県。

「柏屋」さんには大きな被害は出なかったそうですが、お店に資材を提供してくれている業者の方などが被災に合われ、「柏屋」さんにも影響が出たそうです。

ですがあの台風の後、11月1日に予定されていた「朝茶会」も無事に行われ、被災に合われた方も含め、地元の方々と近況報告が出来たそうです。

「柏屋」さんが開催する「朝茶会」に参加することで、被災された方の辛いお気持ちが、少し和らいだのではないでしょうか。

私も東日本大震災で被災した1人です。

その当時、近くに「朝茶会」のような場があったらきっと参加していたと思います。

「柏屋」さんのお菓子の変わらぬ味とともに、人を温かな気持ちで包んでくれる「朝茶会」も、長く続いてくれるといいですよね。

福島県郡山市にある「柏屋」の「薄皮饅頭」(まとめ)

「柏屋」は福島県だけでなく、東京にも直営店を構えています。

また大手百貨店の中には、店舗によって「柏屋」の「薄皮饅頭」を販売。

販売をしている百貨店の地域は、全国に広がっています。

「薄皮饅頭」を販売する百貨店の詳しい情報、デパートなどで行われる催事などの情報も、以下に記載する「柏屋」のホームページにアクセスすればチェック出来ます。

一度、ご覧になってみて下さいね。

所在地
「柏屋本店」
〒963-8004 福島県郡山市中町11-8
Tel:024-932-5580

価格(税込)
「薄皮饅頭」(15個入)
1,987円(税込)

「薄皮饅頭」(8個入)
1,080円(税込)
※1個(税込 118円)の単品での販売もありますので、お好みでいろいろ選べます。

営業時間
10:00~19:00
※曜日に関わらず営業時間は同じ、定休日なし

駐車場
なし
※JR東北本線「福島駅」西口
駅前にある、コインパーキングに駐車することをオススメします。

アクセス
JR東北本線「福島駅」西口より徒歩5分

ネット販売・通販
オンラインショップ
「柏屋」ホームページURLよりアクセス
https://www.usukawa.co.jp/

通信販売

電話番号
0120-39-0147

受付時間
9:00~17:00
※年中無休で受付

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