”姉弟愛”から始まった「吉備羊羹」の思い出の味
今現在、筆者が務める都内の介護施設にいらっしゃる一人の老嫗(ロウウ)。
そのY・Hさん(老嫗)は岐阜県養老町の出身で、御年89歳となります。
普段からとても元気なおしゃべり好きのおばあちゃんですが、ここ最近は幼い頃の夢を度々見るらしく、とりわけ弟さんとの思い出話をしてくれます。
結構”食べ物”の話題が多いのですが(笑)、幼い頃に弟さんが養老駅前にあるお店で、よく「吉備羊羹」を買ってきてくれてたらしく、その味が今でも忘れられないと語っていました。
きびようかん本家
養老駅を出て目の前にあります。
2枚目、きびようかん(吉備羊羹)
食べてみたのですが、独特な食感で甘さは少し強いかな。
好き嫌いは結構分かれるかもしれないですね。#養老 pic.twitter.com/QRMIZjMs4p— 乙女写真部 (@otomept) December 27, 2020
Y・Hさんの弟は既に亡くなられているのですが、どうもその養老駅前で「吉備羊羹」を売っていたお店の(藤崎さんとおっしゃる)方とY・Hさんの弟とは同級生だったようです。
Y・Hさんが、どうしてもあの「吉備羊羹」の味が忘れられず、願わくばもう一度食べてみたい…と言われておりましたので、筆者もダメもとで「養老駅前・きび羊羹本家」に電話して聞いてみました。
「吉備羊羹」思い出の味は今でも健在!お店の方はとても親切でした。
時は2020年8月2日(日)の朝です。
筆者がお店に電話すると、とても柔らかい声の年配の女性が応対して下さいました。
”日持ち”がするかどうか心配だったのですが、そのあたりも問題なく(10日くらい日持ちするそうです)、しかもすぐ発送すれば翌日(8/3)には着くとの返答がありました。これはありがたい…ということで早速注文♪
Y・Hさんがいる東京の介護施設宛に直接送って頂き、翌日の朝8時には無事到着しました。
発注は二棹、1本は施設の他の利用者全員に到着したその日の午前中に召し上がって頂き、残る1本はY・Hさんに差し上げました。
Y・Hさんは「吉備羊羹」のパッケージを見ただけで涙ぐむほど、それはそれは感激しておりました。
姉弟の思い出の味「吉備羊羹」。筆者も味わってみました
「養老」の代名詞と言えば、”滝の水がお酒になった”という親孝行伝説で有名な「養老の滝」が挙げられます(養老物語)
今日は養老の滝へ🚙
マイナスイオン浴びてリフレッシュ😌
もうちょっと楽に行けた記憶があったが…運動不足が丸出しでした😭#養老の滝 pic.twitter.com/5HG21bgOLH
— ドラ吉 (@dorakichiojun) April 24, 2021
筆者は正直、Y・Hさんからお話を聞くまで「吉備羊羹」の存在は知りませんでしたが、今回ご相伴に与る事ができました。
というか、筆者が資金提供しているので、当然と言えば当然なのですが…(笑)
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こんばんは☺️ . 今日は朝ごはんを食べてからきび羊羹を食べました😁 . おじいちゃんちが和菓子屋なので東京へ戻る時に頂きました!! . きび団子にも使われるきびは五穀の1種で栄養があり身体にいいみたいですね😊!! . 少し粒の食感が残っていて美味しい、、、 . ご馳走さまでした。 . . #きび羊羹 #羊羹 #お茶 #煎茶 #南部鉄器 #多田製菓 #器 #インテリア #賃貸インテリア #ひとり暮らし #暮らしを楽しむ #日々の暮らし #丁寧な暮らし #秘密基地
見た目は”黄金色”で、しかもプチプチとした不思議な食感でした。お正月のおせち料理に出てくる「数の子」みたいな…(笑)
だけど「数の子」のような固めのプチプチ感ではなく、とても柔らかくて口の中でとろけるといった感じ。
”吉備”と名の付く和菓子だけあって、「吉備団子」を彷彿させる味でした。
その昔、この地域では”きび”の生産が盛んで、このキビを原料に作り出された羊羹が、Y・Hさんと弟さんとの幼い頃の思い出の味だったんですね…筆者も美味しく戴きました!
亡き弟へ思いを馳せる味…「吉備羊羹」一度はお召し上がりください~まとめ~
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『きび羊羹本家』
≪住所≫
〒503-1261 岐阜県養老郡養老町鷲巣1194-15
≪電話≫
0584-32-0512
※電話で注文、遠隔地への発送も承ってくれます。
≪アクセス≫
・近鉄養老線/養老駅から徒歩1分(96m)
・近鉄養老線/美濃高田駅(2.6km)
≪営業時間≫
・8:00~19:00
※定休日-不定休
≪料金≫
・吉備羊羹…一竿820円~
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