「水戸の梅」だけではない!水戸を代表するお土産「吉原殿中」とは…
2020年『都道府県魅力度ランキング』にて全国42位と、ゆっくりと頭角を表し始めた茨城県ですが、その魅力を支えているのが茨城の歴史を物語る銘菓の存在です。
特に茨城の県庁所在地である水戸には、茨城を代表する数々のお土産が名を連ねています。
水戸といえば「水戸の梅」の印象が強いですが、それ以外にも歴史が長く、水戸の象徴といえる銘菓がたくさんあります。
なかでも「吉原殿中」は、メディアにも取り上げられるほどの人気で、江戸時代から水戸の銘菓を作り続けている亀印製菓の看板商品でもあります。
梅で思い出したけど水戸の梅が大好物。吉原殿中はほぼ常に菓子入れに入ってたな。 pic.twitter.com/1p3DdtGGfa
— 根津基次郎 (@mt_lopt) July 28, 2021
「吉原殿中」とは、きな粉の香ばしさを生かしたあられの伝統菓子で、その歴史は江戸時代末期に遡ります。
国産のもち米から作られる”あられ”と、甘さ控えめでほんのり香る”きな粉”の組み合わせは、幅広い世代から愛される飽きのこない味わいです。
現在でも原料の旨みを引き出すために、ひとつひとつ職人さんの手作りという徹底ぶりです。
お土産としてはもちろんのこと、水戸では進物によく使用されることでも有名です。
そのため、長期連休を利用した帰省の際は、注文が殺到するほどの人気なんです。
どうやって「吉原殿中」は生まれたのか?
「吉原殿中」の歴史やその商品名の由来は、たくさんの諸説があります。
最も確実な誕生秘話としては、第9代水戸藩主を務めた徳川斉昭が「おやつが食べたい」と家政婦に話た一言がきっかけだといわれています。
この投稿をInstagramで見る
その言葉を聞いた家政婦の女性が、農民に見立てた農人形と呼ばれる像に、日頃の農民への感謝としてお供えしていたご飯で焼き菓子を作りました。
ご飯を乾燥させてから、こんがりと焼き上げて、その焼き上がったご飯に、きな粉を塗して作ったことが「吉原殿中」の始まりだそうです。
そこには、お供えしたご飯も無駄にせずしっかりと頂く、貴重なお米を大切にするという節約精神と農業を営む方への敬意の意味も含まれています。
当時、倹約家だったといわれる徳川斉昭には相性ピッタリのおやつになったそうです。
この作り方を考えた徳川斉昭の家政婦の女性の名前が「吉原」であったことから、「吉原殿中」と名付けられたという名前の由来があります。
江戸時代末期にひょんなことから作られるようになった食べ物が、今では水戸を代表するまでの銘菓となり、時代と世代を超えて親しまれる「吉原殿中」は茨城県の誇りでもあります。
「吉原殿中」が好まれる理由は他にもあった!!
「吉原殿中」が好まれる理由には、商品のパッケージへのこだわりが大きく影響しているんです。
通常、亀印製菓「吉原殿中」のパッケージは「吉原殿中」と商品名のロゴが大きく強調されていますが、お土産に最適だと人気を集めているのが「吉原殿中」の誕生のきっかけとなった第9代水戸藩主を務めた徳川斉昭のイラストが描かれているパッケージです。
この投稿をInstagramで見る
力強いイラストのお陰で、歴史好きな方や海外からの観光客を中心に話題となり、お土産と一緒に自宅用として購入される方が増えました。
更に今年2021年には、ユニクロとのコラボパッケージを作成しました。
実はこれ、茨城県内のユニクロ16店舗で行われた37周年誕生感謝祭に合わせた期間限定のコラボパッケージだったのです‼︎
しかも、このコラボパッケージの「吉原殿中」をユニクロに来店されたお客様に無料プレゼントするという粋なイベントも同時開催されて、「吉原殿中」の知名度はこれまで以上に上りました。
この投稿をInstagramで見る
この粋な計らいには、コロナウィルスの影響も関係していて、落ち込んだ日本を盛り上げようという強いメッセージが込められています。
茨城県内でいちばんの人気を誇る銘菓として「吉原殿中」が選ばれたことが、コラボパッケージの決め手となったので、今後もたくさんの企業とのコラボが期待されます。
茨城県に限らず、全国でも「吉原殿中」の名が広がることも楽しみです。
ひとりでも多くの人の手に「吉原殿中」を届けたい~まとめ~
水戸の歴史を物語る「吉原殿中」をより多くの人に味わって頂きたいという想いがあります。
現在もまだ、人々の移動が難しい日々が続きますがネットでの購入も可能ですので、一度この水戸の銘菓「吉原殿中」を召し上がってみてください。
ネット注文の際にも通常のパッケージと、烈公パッケージ(徳川斉昭のイラスト)のどちらかを選ぶことができます。
個数に応じて、パッケージの種類が限られてしまう商品もありますが、5本入から28本入と選べるセットが豊富です。
また、亀印本店以外でもたくさんの店舗で「吉原殿中」を取り扱っています。
もし、水戸に出張や帰省等で来られる機会がある方は、水戸駅やその他の取扱の店舗での購入もおすすめします。
これからの時期、夏休み等の帰省で来店の混雑も予想されますので、移動の際は感染対策も気をつけて行って下さい。
亀印の公式サイトからお問い合わせも可能ですので、そちらも利用してみてくださいね。
銘菓の味から水戸の歴史を楽しんで頂けたら幸いです。
・水戸製菓 亀じるしオンライン
《公式》
https://www.kamejirushi.co.jp/
・亀印製菓株式会社 亀印本店
〒310-0913 茨城県水戸市見川町2139-5
《アクセス》
電車:JR水戸駅から車で15分
車:常磐線水戸ICから国道50号経由6km
《営業時間》
午前10時〜午後18時(コロナウィルスの影響で変更の可能性あり)、年中無休
《駐車場》
あり。250台、大型車10台。
・アクセス便利な駅直結の亀印本舗
〒310-0015 茨城県水戸市宮町1−1−1
水戸駅ビル【エクセルみなみ 3F】
《アクセス》
電車:JR水戸駅
《営業時間》
午前10時〜午後20時30分
(定休日や営業時間の変更は水戸駅ビル Excel《公式》にて掲載されます。)
《駐車場》
あり。
エクセル南口立体駐車場:約300台。
エクセルみなみ駐車場 :約130台。
・「吉原殿中」取扱店 おみやげプラム水戸
〒310-0015 茨城県水戸市宮町1−1−1
水戸駅ビル【エクセル プラムストリート2F】
《アクセス》
電車:JR水戸駅
《営業時間》
午前10時〜午後21時
(定休日や営業時間の変更は水戸駅ビル Excel《公式》にて掲載されます。)
《駐車場》
あり。
エクセル南口立体駐車場:約300台。
エクセルみなみ駐車場 :約130台。
・水戸駅ビル Excel
コメント