「滝の焼餅」の賞味期限は2日あるようですが、できるだけその日に食べるよう促されるようです。そりゃ~何だってその場で出来立てを食べた方がおいしいに決まってます。
ただ、おいしいものって、できることなら”お土産”として大切な人や日頃からお世話になっている人へ買っていってあげたくなるのが人情というもの…
焼きたてはその場で楽しみ、ついでにお土産として購入できたら最高ですよね。
「滝の焼餅」ってどんなお菓子?歴史は400年前からあった!?
今回ご紹介する和田の屋さんの「滝の焼餅」は、徳島の銘菓として有名なお菓子です。
徳島市の眉山の麓に白糸の滝って名所があって、そこに「滝の焼餅」という徳島藩主蜂須賀家に献上した名物売ってる店がいくつかあり、和田の屋というお店で食うてきました。注文してから焼いてくれます。あまりモチモチ感は無いタイプの餅ですがカリカリで香ばしく何個でもいける美味さでありました。 pic.twitter.com/GJ7U6rM17M
— 幣束 (@goshuinchou) June 22, 2021
地元の人からすれば当たり前のお菓子ですが、他県民からすればそれほどメジャーなお菓子ではないかもしれない…と私は感じます。
しかし、誕生の歴史は古く400年前からあったと言われています。
天正13年に、蜂須賀蓬庵家政公が阿波25万石の国主として徳島城を築きます。そのお祝いに献上されたのが「滝の焼餅」でした。
天正をネットで調べると安土桃山時代と出てきたのですが…、西暦に直すと1585年。
そんな前から「滝の焼餅」は存在していたという事実に驚きました。
滝の焼き餅の歴史はこんな感じ
蜂須賀蓬庵家政公は、阿波藩藩主で父親が豊臣秀吉に仕えた蜂須賀小六様だよ〜 pic.twitter.com/bSCsZHpc49— ℤ (@ZrO2_cz) April 30, 2018
400年以上の歴史を引き継いで現在の「滝の焼餅」があります。
銘菓の歴史を感じながら食べたい一品ですね。
「滝の焼餅」美味しさの理由は材料とこだわりの手作り製法にあり
小豆餡を使ったお菓子は徳島のみならず全国にありますよね。
「滝の焼餅」に入った餡は、北海道十勝産の小豆からできたものです。
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小豆を炊くのに使用するお水は、眉山湧水群のひとつで、先ほどご紹介した阿波藩主蜂須賀公が好んで飲んだ名水・錦竜水。
昔から変わらず現在も使用されているみたいです。
餡を包む皮に使われるもち米とうるち米は、石臼で引いて天日干しをするという手間がかけられています。
徳島に来られるとうらぶ、歴史クラスタの方に、オススメしたいお菓子が、和田の屋の「滝の焼餅」です。
かつて、藩主御愛用のお水を使うことを許され、藩主の御用菓子だったそうですよ。
和田の屋本店に行くのも良いですが、徳島駅の地下でも買えますよ。
本店の様子はこんな感じで良い雰囲気です。 pic.twitter.com/Yk71Ts3jjZ— あわっこUC (@yuuusyi) May 5, 2017
焼きについては、熟練の職人さんが今までの経験と技で仕上げてくれます。
一枚一枚丁寧に焼いて、菊紋の押し型で焼き目をつけています。
公式サイトのトップページでは、本店から見える景色や「滝の焼餅」が焼かれているところの動画がアップされています。
「お店に行ってみたい」と思われる方もいるかもしれませんね。
私が「滝の焼餅」を食べたときは、決して派手な見た目ではないけれども餡と皮の組み合わせが好みだったのを覚えています。
皮の食感も良くて、ついついもう1つとなってしまうような焼餅でした。
手作りだからこそできる焼き目も、香ばしさがあってアクセントとしてよかったですよ。
本店以外で焼きたての「滝の焼餅」が食べられる場所はどこ!?
徳島市の中心部にある本店。徳島は車移動が主流の県なので、もし駐車場が満車だったときのことを考えておく必要がある地域でもあります。
和田の屋は本店以外にも、「イオンモール徳島店」や「徳島クレメントプラザ店」、「あるでよ徳島店」(こちらの店舗は阿波踊り会館という建物の1階にあります)があります。
徳島の中では比較的大きなショッピングモールや駅ビルに入った店舗なので、大型駐車場が完備されていたり近くのコインパーキングを利用したりすることで駐車場の心配は解消されます。
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各店舗ともその場で焼いてくれるので、温かい「滝の焼餅」が食べられると好評です。
イオンモール徳島店では、テイクアウトの時間に合わせて焼餅を焼いて準備してくれるそうです。出来立てを持って帰れるのは嬉しいですよね。
徳島に行くご予定のある方は、一度お店をのぞいてみてはいかがでしょうか。
ネットでは購入できない「滝の焼餅」は徳島で食べて美味しさアップ
和田の屋公式サイトを確認してみましたが、「滝の焼餅」はネット通販での購入はできないようです。
やはり出来立てを徳島で堪能するのが一番のようですね。
本店では、昔の雰囲気が残るレトロなお店で四季折々の景色を楽しみながらお茶タイムを楽しめますよ。
《住所》
和田の屋 本店
徳島県徳島市眉山町大滝山5-3
《アクセス》
徳島駅から歩いて約13分
《営業時間》
10:00~17:00
《料金》
すべて税込み価格
12個入り
・白 1,180円
・白/抹茶 1,240円
・白/胡麻 1,240円
・白/抹茶/胡麻 1,240円
他にも21個入り、30個入りあり
《駐車場》
本店から歩いて1分ぐらいの所にあり(5台ほど)
※駐車場が不明な場合はお店に電話すると案内してくれます。TEL088-652-8414
《オフィシャル》
滝の焼餅|和田の屋 (wadanoya.com)
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