1923年創業の和菓子製造・販売を手掛ける福屋の看板商品「雲井」
『雲井』は、小豆餅にきな粉をまぶした和菓子です。
きな粉は自家焙煎した黒寿きな粉を使用、食べると「きな粉」の風味とお餅の柔らかな食感を楽しむことができますよ。
この投稿をInstagramで見る
販売するのは、徳島市にある有限会社「福屋」。1923年(大正12年)創業の歴史ある和菓子製造販売の会社です。
徳島銘菓の取り扱いはもちろん、バレンタイン用和菓子やクリスマス向けの詰め合わせ商品を販売。季節限定の大福やよもぎ餅も要チェックです。
本店以外にも徳島県内で2店舗を運営している「福屋」。そのうちの1つで、“盛寿の郷”というお店では季節の銘菓や阿波ういろうなどを販売しています。
お店の中で飲食ができ、特に夏限定のかき氷が人気なんですよ。
「雲井」は福屋の看板商品。本店でも一番売れるのは「雲井」だそうで、長年愛され続けている人気の和菓子です。
1パックに3つのお餅が入った「雲井」の名前由来は万葉集から
「眉のごと 雲井に見ゆる 阿波の山かけて漕ぐ船泊まり知らずも船王」
「雲井」は万葉集に詠まれたこの句から名前が付けられています。
徳島県にある眉山の山並み。それにかかる雲を表現したのが「雲井」です。
1パックに3つのお餅が入っていて、自家焙煎された黒寿きな粉がたっぷりとかかっていますよ。
お餅ときな粉の組み合わせは、どこにでもありそうな印象が。
でも「雲井」は焙煎されたきな粉と、後でご紹介する蜜との組み合わせが他とは少し違います。
3つのお餅はあっという間に完食してしまいます。温かいお茶との相性が良いですよ。
55年ぶりに生まれ変わった「雲井」はどこがリニューアルした?
もともと「雲井」は、風呂敷のように包まれた状態での個包装が販売されていました。それがプラスチック製の容器に入れて販売されるように。
プラ容器に入っているときな粉がバラバラ落ちることなく、お餅の形もきれいに保てますよね。私は、容器に残ったきな粉まで美味しくいただいちゃいました。
福屋(徳島市)人気の餅菓子「#雲井」 55年ぶりリニューアル 糖蜜加え 深いこくと味わい-徳島新聞 #福屋 https://t.co/3LJSADivYq
— 徳島新聞 (@tokushimapress) June 11, 2020
さらにお餅の中に、阿波和三盆糖と黒糖で作られた糖蜜が加えられました。蜜ときな粉の組み合わせは最高です。一口噛むと、トロッとした蜜を堪能できます。
賞味期限についてですが今までは10日間だったのですが、なんと3週間に!「雲井」の包装の仕方などが変わると、ここまで賞味期限を延ばすことができるのですね。
福屋が100周年を迎えるにあたり商品の見直しがされたそうです。「雲井」については、1年ほどかけてリニューアルをしています。
遠出をすることが難しい現在ですが、お取り寄せもできるのでHPをチェックしてみてくださいね。
「雲井」を販売する福屋の両国本店に行くには徒歩がおすすめ~まとめ~
「雲井」を販売している福屋の両国本店は、看板は右読みで書かれており、“昔からこの地で営業している”という歴史を感じさせる外観のお店です。
アーケード街の中にあるので、お店の目の前に駐車場はありません。このため、車で直接お店に向かってしまうと駐車場に困ることが。
車は近隣のコインパーキングなどに駐車してから歩いてお店に向かうのがおすすめです。駐車場から散歩をしつつ、お店まで徳島の街並みを散策してみてはいかがでしょうか。
この投稿をInstagramで見る
《住所》
有限会社 福屋
両国本店・茶寮
〒770-0917 徳島県徳島市両国橋11番地 TEL088-625-2983(代)
《アクセス》
・徳島駅から徒歩約15分
・阿波富田駅から徒歩約10分
《営業時間》
9:00~18:00 年中無休
《料金》
・5個 700円
・10個 1500円
・15個 2250円
※すべて税込価格で、箱代込。
《駐車場》
なし
《オフィシャル》
和菓子処 福屋トップページ (kumoii.com)
コメント