山口県に明治から伝わる銘菓、山陰堂の「名菓舌鼓」(めいか・したつづみ)を紹介します。
「名菓舌鼓」は、白餡を求肥で包んだ饅頭菓子です。
発売当初は舌鼓という名前だったのを、時の総理大臣・寺内正毅(まさたけ)の勧めで、「名菓舌鼓」と変えました。
販売元の山陰堂は明治16年創業の老舗で、武士から和菓子屋になった経歴をもちます。
「名菓舌鼓」は茶道に精通していた、創業者の奥様のアイディアです。
年末ご挨拶回りでいただきました✨
山口県銘菓 舌鼓✨
とろけそうな求肥〜✨🎍リビングお茶会しまーす🎍 pic.twitter.com/gNevwKvjWD
— 恵 雅子🍀クリエイティブMC (@megmim123) January 2, 2019
この記事では、「名菓舌鼓」の魅力を存分に紹介します。
- 「名菓舌鼓」は舌鼓を打つ美味しさ
- お茶うけや手土産におすすめ
- 山陰堂は130年の歴史をもつ老舗
山陰堂は公式ホームページやオンラインショップがありません。
お取り寄せは、各種通販サイトが便利です。
高級感あふれる銘菓をお探しの人は、最後まで読んでみてください。
内閣総理大臣も認めた味!【「名菓舌鼓」はまさに舌鼓を打つ美味しさ】
「名菓舌鼓」は、白こし餡を求肥で包んだ饅頭菓子です。
求肥とは白玉粉やもち米粉に水と砂糖、または水飴を加えて練り上げたものです。
時間がたっても硬くならない特性があり、和菓子やアイスを使ったお菓子によく用いられます。
当初は舌鼓という名前でしたが、時の内閣総理大臣・寺内正毅に「このような美味しい菓子であれば、名菓・舌鼓と改称した方がよかろう」と言われたことで、「名菓舌鼓」となりました。
やわらかい求肥で餡を包み、饅頭の形に成形するのは至難の業です。
少しの力加減で崩れてしまうため、人の手でひとつひとつ丁寧に行います。
熟練の技術と、経験による感覚が必要な作業です。
#藤崎ふみの山口さんぽ🍊73#山口県の伝道師#おいでませ山口
山口市の創業明治16年の老舗山陰堂の銘菓【舌鼓】は柔らかい求肥に白こし餡が入っている求肥饅頭です。基本的な材料や作り方は創業130余年ほとんど変わっていません。銘菓舌鼓の名前の由来は時の総理大臣寺内正毅元帥の意見によるものです pic.twitter.com/AR9GlUDX2G— 藤崎ふみ🍊🍶BANZAI JAPAN山口 (@fumi_BJ) May 4, 2021
「名菓舌鼓」の特徴は、持っただけで指の跡がつくほどのやわらかさ。
ふんわりした求肥の食感となめらかな白こし餡が、一体になって口の中でとろけます。
上品な甘さで、少しもくどさを感じません。
名前のとおり、まさに舌鼓を打つ美味しさ!
お茶に合うお菓子として開発されただけあって、日本茶との相性は抜群です。
「名菓舌鼓」はお茶うけや手土産におすすめ【高級感あふれる包装】
「名菓舌鼓」は、お茶うけや差し入れにおすすめです。
昔から高級手土産として選ばれてきたお菓子で、次のようなシーンで活躍します。
- 大事な面談のお茶うけに
- 職場への差し入れに
- 自分用のおやつに
賞味期限が1週間と短めなので、期限切れには注意してください。
できれば購入した日(届いた日)に、食べてしまいましょう。
時間がたつほど、求肥のやわらかい食感が損なわれるからです。
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すぐに先方に渡せるなら、贈り物にもおすすめ。
和紙による丁寧な個別包装で、贈答品にふさわしい高級感があります。
目上の方への贈り物や、ご挨拶の手土産にピッタリです。
武家から和菓子屋へ華麗に変身!【山陰堂は明治から続く老舗菓子店】
山陰堂は山口市の中心街に本店を構える、創業130年の老舗菓子店です。
アーケード内にある店舗は、お城のような風格あるたたずまい。
十分な広さの店内には備え付けの休憩スペースがあり、お茶を頂きながら一息つくことができます。
「名菓舌鼓」以外にも外郎(ういろう)や最中など、さまざまなお菓子が販売されています。
いまのところ、公式ホームページやお取り寄せは行っていません。
山陰堂の創業は明治16年。
創業者の竹原弥太郎は、もともと津和野藩(山陰地方)の武士でした。
明治になり武士の時代が終わったため、和菓子屋へと転身したのです。
しかし、元武家が商売をするのは簡単ではなく、相当な苦労を重ねます。
そんなおり、茶道に詳しい奥様が「お茶の席にふさわしい菓子」をイメージして作り上げたのが、「名菓舌鼓」です。
一部、機械を導入した工程もありますが、基本的な製法は創業当時からほぼ変わっていません。
とくに肝となる成形の工程は、今でも職人の手でひとつひとつ丁寧に行っています。
「名菓舌鼓」の購入は通販サイトが便利です【まとめ】
山陰堂の「名菓舌鼓」を購入するなら、お取り寄せが便利です。
各種通販サイトからネット注文できます。
- 「名菓舌鼓」は求肥と白餡の一体感が美味しい
- 大事な面談のお茶うけやご挨拶の手土産におすすめ
- 山陰堂は元武家の経歴をもつ130年の老舗和菓子店
賞味期限が7日間と短めなので、早めに食べ切りましょう。
求肥の食感は時間がたつほど、劣化していきます。
山口県を代表する伝統的な銘菓は、まさに舌鼓を打つほどの美味しさです。
いつもお世話になっている銘菓「#舌鼓」でお馴染みの #山陰堂 さんに立ち寄りまして、#いちご大福 をば。 pic.twitter.com/8qzABkqvK1
— 畑 主税(髙島屋 和菓子バイヤー公式) (@wagashibuyer) February 5, 2022
《店舗情報》
【山陰堂本店】
〒753-0086 山口県山口市中市町6-15
《TEL》
083-923-3110
《アクセス》
JR山口駅より徒歩で約10分
《駐車場》
なし
《営業時間》
9:00~18:00
《定休日》
無休(元日は休み)
《税込価格》
「名菓舌鼓」
- 6個入:1,275円
- 10個入:2,109円
- 15個入:3,240円
- 20個入:4,269円
- 25個入:5,297円
- 30個入:6,326円
《系列店》
- 山陰堂吉敷店
- 山陰堂大内店
- 山陰堂周南店
- 山陰堂新南陽駅前店
《オフィシャル》
なし
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