四角いどら焼き?津和野に伝わる銘菓・山田竹風軒の「源氏巻(げんじまき)」
伝統的でありながらも、どこか馴染み深いお菓子をご紹介します。
山陰地方の小京都、と言われる島根県・津和野(つわの)に古くから伝わる銘菓、山田竹風軒の「源氏巻」です。
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見た目は細長いどら焼きのようですが、より皮と餡の一体感を楽しめます。
今回紹介する山田竹風軒の「源氏巻」は、第23回・全国菓子大博覧会にて、最高位である「名誉総裁賞」を受賞した逸品です。
この記事では、次のような疑問にこたえていきます。
- 源氏巻ってどんなお菓子?
- 気になるお味は?
- 山田竹風軒とはどんなお店?
お取り寄せ方法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
津和野銘菓「源氏巻」ってどんなお菓子なの?
「源氏巻」という名前は、幕末に11代津和野藩主によって名付けられます。
藩の御用菓子司(藩から直接注文を受けていたお菓子屋)が、紫色の餡を詰めたお菓子を献上しました。
それを見た藩主の妻が、源氏物語の若紫に出てくる和歌を詠んだことから、「源氏巻」と銘々されたと言われています。
津和野町では「源氏巻」を売っているお店が10軒ほどあり、お店によって風味や食感に違いがあります。
お茶休憩
源氏巻三種食べ比べ pic.twitter.com/GeowS78xML
— 三田尻 (@mitajirishimizu) March 28, 2021
山田竹風軒の「源氏巻」は、王道のこし餡をやや厚めのカステラ生地で巻いています。
専用の型に生地を入れて、鉄板に薄く伸ばすのですが、均一に美しく伸ばされた生地はまさに職人技。
きめの細かい生地と、片面だけを丁寧に焼き上げることで、しっとりした食感を生み出しているのですね。
柔らかい皮となめらかなこし餡との一体感は、どら焼きでは味わえないでしょう。
山田竹風軒の「源氏巻」は甘さ控えめなので、甘い物が得意でない人でも抵抗なく食べられます。
全体的にしっとりしていて、とにかく食べやすいですので、口の水分を全て持っていかれる、なんてことはありません(笑)
約20㎝もの長さで1本300円以下という、コスパの良さも魅力的…賞味期限も1週間ほどあるので、贈り物にもピッタリです♪
山田竹風軒は創業130年の老舗!
明治18年に、源氏巻をはじめとする和菓子製造販売業として、津和野町にて創業しました。
130年にわたり、伝統的ながらも現代エッセンスを取り入れ、時代に合った銘菓を作り続けています。
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「源氏巻」専用に開発されたこし餡は、現代風に程よい甘さにしています。
現在は感染予防のため中止になっていますが、「源氏巻」の手焼き体験ができるのも、山田竹風軒の魅力です。
気軽に旅行ができるようになったら、ぜひ職人技を体験してみたいですね。
「源氏巻」の種類は、1本~10本入りがメインです。
食べやすくカットし、個別包装した「源氏草子」は、差し入れの品として重宝されています。
「源氏巻」はお取り寄せが便利です!~まとめ~
「島根県まではなかなか行けないなぁ…」という人には、お取り寄せがおすすめです。
公式サイトの右隅をクリックして、すぐにオンラインショップに辿り着けます。
山田竹風軒の「源氏巻」について、紹介してきました。
- 源氏巻はどら焼きよりも、皮と餡の一体感がある。
- 甘さ控えめで、しっとりした食感が特徴。
- 山田竹風軒は130年続く老舗。
- 伝統的かつ、時代に合ったお菓子を追求している。
歴史があって、どこか馴染み深い銘菓。
山陰の小京都、津和野の味をぜひお試しください。
《店舗情報》
山田竹風軒本店
オフィシャル:https://tikufu-ken.com/
【本社工場】
〒699-5614
島根県鹿足郡・津和野町高峯584-2
TEL:0856-72-0041
駐車場:有
営業時間:8:30~16:30
定休日:年中無休
源氏巻専門の直売所あり
【本町店】
〒699-5605
島根県鹿足郡・津和野町後田240
TEL:0856-72-1858
駐車場:無
営業時間:7:30~18:00
定休日:年中無休
※他3店舗は、現在臨時休業中です。
【税込価格】
《源氏巻》
- 1本:290円
- 3本包み:870円
- 6本包み:1,740円
- 5本箱入り:1,570円
- 10本箱入り:3,100円
《源氏草子》源氏巻を食べやすくカットし、個別包装してあります。
- 6個入り:750円
- 12個入り:1,500円
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