「灸まん」は上皇陛下・今上陛下に献上されたこんぴらの名物

【香川県】

やさしい甘さの「灸まん」はバラエティー豊かな季節商品にも注目!

灸まん』が販売されている灸まん本舗石段や本店は、金刀比羅宮参道にあります。

参拝で疲れた人たちの休憩場所にもなっています。

 

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「灸まん」の”あん”には、黄身あんが使用されています。

このあんは、甘さが控えめで上品な味。

金刀比羅宮を参拝した人の疲れがとれる、と評判のおまんじゅうとなっています。

生地はやわらかくしっとりとしています。

 

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食べてみると、口の中であんと生地のやさしい甘さを十分味わうことができます。

季節限定商品にも注目です。いろいろとバリエーションがあります。

今の季節、秋に美味しいさつま芋とのコラボ商品は、レンジで少し温めてから食べても美味しい「灸まん」となっています。

お薄茶まんと呼ばれるお薄茶味は、春の季節限定商品。

香川県産のさぬきひめという苺とのコラボ商品もあります。

2019年の12月にはチョコ饅、他にもミルクティー風味の紅茶まんが販売をされています。

いつも同じ「灸まん」ではなく、たくさんの種類があるので食べ飽きることがありませんね。

おまんじゅう「灸まん」誕生のエピソードは、旅人へのお灸が発祥

香川県にあるこんぴらさんは、海の守護神として信仰を集めてきた金刀比羅宮のこと。

参道口から奥社までは、なんと1,368段の石段が続いています。

数字だけを聞くと、とても果てしなく思ってしまいますが、現在も多くの方が参拝をしています。それだけご利益があるのですね。

 

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こんぴらさんの参拝と「灸まん」誕生にはある関係があります。時代は江戸時代までさかのぼります。

参拝に疲れたお客さんに、お灸をするサービスを提供する旅籠があったそうです。

その旅籠が茶店に変わった際に、昔お客さんに喜んでもらっていたお灸をイメージしたおまんじゅうを作ってはどうだろうかとなったのが「灸まん」のはじまりと言われています。

他にも、「灸まん」の箱に入った紙にはこのような話もあります。

宿泊に来たお客さんがとても男前で、女中さんたちが奪い合いのようにお灸を据えたがったのだとか。

結局はじゃんけんで決めたようですが、その時に据えられたお灸が特にやわらかく、このお客さんが「こいつは甘めえお灸だわぁー。」と言ったそう。

この言葉が代々受け継がれ、甘い灸という言葉から「灸まん」が誕生したそうです。

「灸まん」は、見た目もお灸の円錐の形をしていてまさにお灸のようです。

体にするお灸ではなくなりましたが、今では「灸まん」のやさしくて美味しい甘さがたくさんの人に喜ばれています。

「灸まん」の美術館ややうどんを楽しめるお店も展開されている

「灸まん」を販売する株式会社こんぴら堂のホームページでは、お土産屋さん以外の施設も紹介がされています。

灸まん美術館では、カフェやギャラリーをはじめ、和田邦坊画業館という施設があります。

和田邦坊さんとは、琴平町出身の新聞漫画家・小説家です。

 

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灸まん本舗石段やは、和田さんのプロデュースで誕生しました。

画業館では、和田さんが譲渡や購入をした絵画やご遺族から寄贈された作品などを収蔵しています。

名代灸まんうどんというセルフのうどん店もあります。

国内産小麦(香川県産と北海道産)を100%使用したうどんです。

麺はもちろんのこと秘伝の出汁がこだわりとなっています。

オンラインショッピングでもお店でも、灸まんうどんは購入ができます。

お店では「灸まん」も販売されていて、お土産に購入する方が多いようですよ。

上皇陛下・今上陛下にも献上された「灸まん」をご自宅で!~まとめ~

オンラインショップでも購入可能な「灸まん」。

6個入り~30個入りまで用意がされています(のし、名入れにも対応してくれます)。

他にも、栗林公園(「りつりんこうえん」国の特別名勝)のお茶菓子としても「灸まん」は出されています。

こんぴらさんを参拝していなくても、ご自宅で参拝気分を味わってみてはいかがでしょうか。

ホームページでは、ママさんによる灸まんに逢う飲み物さがし!という企画もアップされています。

ご自宅で「灸まん」を食べるときの参考にされてみてもいいかもしれません。

 

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《住所》
株式会社 こんぴら堂 灸まん本舗石段や本店
〒766-0001香川県仲多度郡琴平町798

《アクセス》
・ことでん琴平駅から歩いて約8分
・JR琴平駅から歩いて約10分
・琴電琴平駅から429m

《駐車場》
なし

《営業時間》
7:30~19:00(定休日:年中無休)

《料金》
・6個入:555円(税込)
・9個入:815円(税込)
・12個入:1080円(税込)
他にも15個、20個、25個、30個入り有り

《オフィシャル》
https://kyuman.co.jp/

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