「乃し梅本舗佐藤屋」は、山形の老舗和菓子店です♪
「乃し梅本舗佐藤屋」は、山形県にある老舗の和菓子店です。
創業は1821年と歴史深く、”のし梅”の元祖といわれるお店です。
今でいう”のし梅”は、もちもちとしたシート状のものが主流ですが、原型は水あめで作られており、胃腸薬の代わりとした民間薬の役割を担っていました。
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そののし梅の原型を、薄くした梅羊羹を乾燥をさせることで、もちもちとした食感と日持ちの良さを実現させ、和菓子として考案したのが、乃し梅本舗佐藤屋なのです。
かなり歴史深い、そして伝統的なお店だということが分かりました。
そんな「乃し梅本舗佐藤屋」に、話題沸騰の革新的なお菓子があるのでご紹介します。
予約から約2ヵ月待ち!SNSで話題の「空ノムコウ」とは?
伝統的な和菓子店が作る、現代的な和菓子…それが、「空ノムコウ」です!
SMAPの曲名ではありません!※それは”夜空ノムコウ”でした…(‘◇’)ゞ
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まるでガラス?宝石?食べ物だとは思えない程美しい、こちらのお菓子は「錦玉(きんぎょく)」という、伝統的な寒天菓子をもとに作られています。
青から紫へと美しいグラデーションの上は透き通り、まるで夜空…もしくは宇宙の中のような美しさです。
薄く切ると繊細なガラス細工の様で、そのあまりの美しさに、思わずため息が出てしまいます。
空ノムコウは、和菓子でありながらもSNS映えすると話題になり、今では予約から約2ヵ月待ちになるほどの大人気商品となりました。
ホワイトデーにもらった乃し梅本舗 佐藤屋さん(@noshiumesatoya )の #空ノムコウ、食べる宇宙だった
上から見た様子と横から見た様子、印象が全然違うしどっちもすごく綺麗!気泡が天の川のよう。
どことなくソーダのような柑橘のような爽やかな甘味で、夏の夜に食べるかき氷を思わせるシャリ感 pic.twitter.com/o0nAa4ICvx— (@NemophilaGarden) March 23, 2022
この星のような、独特のきらめきはどのような製法で作られているのでしょうか?
そこには、「今」を生きる8代目ご主人の、画期的なアイディアが隠されていたのです。
「空ノムコウ」の美しさは、本来タブーとされるアレで作られていました
空ノムコウのきらめきの正体、それは「気泡」です。
この気泡を使うというアイディアを実現させた、佐藤さんの勇気に私は感動しました。
本来、伝統的な寒天菓子では泡はタブーとされています。
泡の無い、完全に透き通ったものが美しいとされているんですね。
ですが、佐藤さんはあえてこの泡を使うことで、この美しさを表現しました。
そこには、「今」喜ばれるお菓子を作りたいという、強い信念があったのです。
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佐藤さんは、伝統的なお菓子も守りつつ、現代に受け入れられるものを作りたいと考えています。
実際に、空ノムコウ以外にも、乃し梅本舗佐藤屋にはたくさんの画期的なお菓子があり、子どもたちに向けたお菓子教室なども開催されています。
タブーを武器にして、今を生きる…!かっこよすぎませんか?
肝心のお味なのですが、寒天と砂糖を原料とし、爽やかさを出すために生姜を隠し味にしているそうです。
食感はもちっとしていて、透き通るような純粋な甘さに、生姜が少し香ります。
角切りにしてものにソーダを注ぐと、まるで海のようにもなり、奇麗です。
伝統と現代が合わさることで生まれた美しすぎるお菓子、空ノムコウ。
紅茶との相性がおススメとのことなので、試してみてくださいね♪
まとめ:ネットで購入が可能です
空ノムコウは、ネットで注文が可能です。
ただ、大人気商品で約2ヵ月待ちとのことなので、ゆっくりと待ってくださいね♪
「乃し梅本舗佐藤屋」には、他にも様々な商品があります。
伝統的なお菓子と画期的なお菓子を、食べ比べてみるのもおすすめです。
《住所》
・山形県山形市十日町3-10-36
《アクセス》
■JRでのアクセス■
・JR奥羽本線/山形駅 東口 より 徒歩14分
《営業期間》
・8:00~18:00
・元旦のみお休み
《料金》
・1,296円
《駐車場》
・あり
《オフィシャル》
https://satoya-matsubei.shop-pro.jp/
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