日本全国スイーツ談義【いとお菓子】

紀貫之を偲んで造られた!?昭和29年から高知で愛される銘菓・土左日記

土佐日記ならぬ圡左日記?!複雑な名前から伺いしれる歴史の深さ

高知県で昭和29年から60年以上愛され続ける和菓子『土左日記』をご存知ですか?

ついつい「土佐日記」と思いがちですが、『土左日記』が正しく、更に言えば土に点がついた「圡左日記」が商品名としては一番正しいのですが、便宜上『土左日記』とされています。

なぜこんな複雑なことになっているのかと言うと、字体や文章の表記を当時のまま忠実に再現するとそうなるんだとか。

そんな歴史感じる名前が冠された銘菓『土左日記』を今回はご紹介します!

土佐の地を全国に知らしめた紀貫之を偲んで作られた和菓子です

そもそも本としての土左日記はどんなものか簡単におさらいすると、紀貫之が延長8年(930年)に土佐の国司に任ぜられ、翌年に任期を終えて帰京するまでの日々をかな文字で記したものでしたね。

土佐という国名を全国に広めた初めての文献と言われていることから、高知ではとても人気の高い偉人なんですよ。

そんな紀貫之を偲んで和菓子屋「青柳」が作ったのが今日の土左日記です。

8個~15個入りまでは普通の形の箱ですが、30個入りはまるで本のようなパッケージになっていて圧巻です!

箱の裏には紀貫之が土左日記を書くきっかけになったと言われている和歌『みやこへと思ふをもののかなしきはかえらぬ人のあればなりけり』が印字されているのも印象的ですよ。

こしあん×求肥×寒梅粉の三重奏が織りなす上品なおいしさ

そんな『土左日記』はどんなお菓子かと言うと、こしあんをもちもちの求肥餅でくるみ、外側に寒梅粉をまぶしたかわらしい小ぶりなお饅頭です。

シンプルだと思われがちですが、甘いこしあんの中に控えめに感じる隠し味の塩がとっても上品ですし、寒梅粉の歯ごたえと香ばしさがたまりません。

そのサイズ感と味わいから、お茶席のお菓子に選ばれることも多いのだとか。

賞味期限も製造から30日とのことですので、お土産だと気になる日持ちの面もクリアですね!

直営店の他オンラインストアも有 リーズナブルなお茶菓子にぜひどうぞ

そんな『土左日記』のラインナップ・価格は下記の通りです。

6個入り 540円
8個入り 650円
10個入り 755円
15個入り 1,080円
30個入り 2,160円 (※すべて税込み表記)

購入は青柳の直営店の他、高知県内の駅やサービスエリアのお土産コーナーなどでも取り扱いがありますよ。

こちらでは本店の情報を掲載しておきますね。

《住所》
高知市はりまや町1丁目4-1

《電話》
088-861-6066

《営業時間》
9:00~19:00

《定休日》

《駐車場》

またオンラインストアもあるので遠方にお住まいの方はこちらからぜひその味を食べてみて下さいね↓
https://www.tosa-aoyagi.com/ec-shop/

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